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【講師】2024年4月15日、三重県経営者協会特別講演「ビジネスと人権」

日本経団連の下部団体である三重県経営者協会にて、 「ビジネスと人権」に関する講演を行いました 。

場所は、近鉄津新町駅前のホテル 、プラザ洞津です。ここは、昨年の三重県社会保険労務士会通常総会の会場でした。私にとっても慣れている場所です。

ビジネスと人権(BHR)推進社労士 仲間である菊池たつきさんも、お越しくださいました。

なじみの場所になじみの方がいらっしゃったので、緊張感はあるものの、いつもよりは少しマシな気はしました。

講演前~講演開始

忍者の里から会場まではそれなりに距離もあるため、ゆめゆめ遅刻しないように余裕をもって行きました。その結果、随分早めに到着。控室で長めに待機。写真は控室前の看板です。

冒頭に次の質問をしました。

「出席の皆様方に最初に一つお伺いしたいことがあります。所属されている会社が、すでに 『 ビジネスと人権 』に取り組み始めているという方、お手数ですが、ちょっと手を上げてください。」

その結果、手を上げた方が、なんと約50人中2人だけ。

上場企業やそのグループ企業の方々が多く出席されている割には、ちょっと想像以上の少なさでした。

そこで、「ビジネスと人権」について初めて話を聞く人が大半であるという前提のもと、当初の予定よりも一つ一つのテーマを丁寧に説明しようと心に決めました。

講演の目標

今回の講演では、次の目標を掲げました。

つまり、出席者の方に『人権方針の策定・公開』だけでも、すぐにやろう!」と思っていただくのが、今回の講演の目標です。

講演の内容

今回は、「ビジネスと人権」に取り組むべき理由を、主に資金調達と金融機関からの評価の観点から説明しました。

  • ESG評価向上による中長期的企業価値向上 
  • 株価対策
    • PBR1倍割れ対策、敵対的買収防止対策
  • 銀行融資対策
  • 人手不足対策(今回は時間の関係で割愛)

「ビジネスと人権」に取り組むべき理由をある程度納得していただいたのち、「ビジネスと人権」の大変な部分について説明しました。

  • 人権方針の策定と公開が大変
  • 人権デューディリジェンス(人権DD)が大変
  • 「国際的に認められた人権」の一つ一つが、日本人が考えるより範囲が広くて大変
  • 会社の責任範囲が広くて大変
    • 自社が引き起こす人権侵害だけでなく、取引関係で繋がる他社が引き起こす人権侵害にも、責任を持たなければならない

スライドのサンプル

今回の講演は、通常は「ビジネスと人権」入門セミナーとして2時間で提供させていただいている内容をギュッと1時間に縮めたので、なかなかタイトになりました。

ここで内容の詳細をすべて紹介するわけには行きませんが、当日使用したスライドのサンプルをいくつか載せます。

ご興味ある方は、是非お問い合わせください。

以上、皆様のご参考になれば、幸いです。

御社にて「ビジネスと人権」へのお取組みを始める際には、是非ともお声がけくださいませ。

「ビジネスと人権」や人権デューディリジェンスへの対応はお任せください